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path: root/Documentation/ja_JP
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authorTsugikazu Shibata <tshibata@ab.jp.nec.com>2011-04-03 22:47:36 -0400
committerGreg Kroah-Hartman <gregkh@suse.de>2011-04-19 19:53:45 -0400
commit5934b5f3b0116858a5f950abcac344ddee054b69 (patch)
treebe366ba962345bb53303ace7419f68d58b11deca /Documentation/ja_JP
parent088ab0b4d855d68a0f0c16b72fb8e492a533aaa1 (diff)
HOWTO: sync up Documentaion/ja_JP/HOWTO
Signed-off-by: Tsugikazu Shibata <tshibata@ab.jp.nec.com> Signed-off-by: Greg Kroah-Hartman <gregkh@suse.de>
Diffstat (limited to 'Documentation/ja_JP')
-rw-r--r--Documentation/ja_JP/HOWTO129
1 files changed, 43 insertions, 86 deletions
diff --git a/Documentation/ja_JP/HOWTO b/Documentation/ja_JP/HOWTO
index b63301a03811..050d37fe6d40 100644
--- a/Documentation/ja_JP/HOWTO
+++ b/Documentation/ja_JP/HOWTO
@@ -11,14 +11,14 @@ for non English (read: Japanese) speakers and is not intended as a
11fork. So if you have any comments or updates for this file, please try 11fork. So if you have any comments or updates for this file, please try
12to update the original English file first. 12to update the original English file first.
13 13
14Last Updated: 2008/10/24 14Last Updated: 2011/03/31
15================================== 15==================================
16これは、 16これは、
17linux-2.6.28/Documentation/HOWTO 17linux-2.6.38/Documentation/HOWTO
18の和訳です。 18の和訳です。
19 19
20翻訳団体: JF プロジェクト < http://www.linux.or.jp/JF/ > 20翻訳団体: JF プロジェクト < http://www.linux.or.jp/JF/ >
21翻訳日: 2008/10/24 21翻訳日: 2011/3/28
22翻訳者: Tsugikazu Shibata <tshibata at ab dot jp dot nec dot com> 22翻訳者: Tsugikazu Shibata <tshibata at ab dot jp dot nec dot com>
23校正者: 松倉さん <nbh--mats at nifty dot com> 23校正者: 松倉さん <nbh--mats at nifty dot com>
24 小林 雅典さん (Masanori Kobayasi) <zap03216 at nifty dot ne dot jp> 24 小林 雅典さん (Masanori Kobayasi) <zap03216 at nifty dot ne dot jp>
@@ -256,8 +256,8 @@ Linux カーネルの開発プロセスは現在幾つかの異なるメイン
256 - メインの 2.6.x カーネルツリー 256 - メインの 2.6.x カーネルツリー
257 - 2.6.x.y -stable カーネルツリー 257 - 2.6.x.y -stable カーネルツリー
258 - 2.6.x -git カーネルパッチ 258 - 2.6.x -git カーネルパッチ
259 - 2.6.x -mm カーネルパッチ
260 - サブシステム毎のカーネルツリーとパッチ 259 - サブシステム毎のカーネルツリーとパッチ
260 - 統合テストのための 2.6.x -next カーネルツリー
261 261
2622.6.x カーネルツリー 2622.6.x カーネルツリー
263----------------- 263-----------------
@@ -268,9 +268,9 @@ Linux カーネルの開発プロセスは現在幾つかの異なるメイン
268 268
269 - 新しいカーネルがリリースされた直後に、2週間の特別期間が設けられ、 269 - 新しいカーネルがリリースされた直後に、2週間の特別期間が設けられ、
270 この期間中に、メンテナ達は Linus に大きな差分を送ることができます。 270 この期間中に、メンテナ達は Linus に大きな差分を送ることができます。
271 このような差分は通常 -mm カーネルに数週間含まれてきたパッチです。 271 このような差分は通常 -next カーネルに数週間含まれてきたパッチです。
272 大きな変更は git(カーネルのソース管理ツール、詳細は 272 大きな変更は git(カーネルのソース管理ツール、詳細は
273 http://git.or.cz/ 参照) を使って送るのが好ましいやり方ですが、パッ 273 http://git-scm.com/ 参照) を使って送るのが好ましいやり方ですが、パッ
274 チファイルの形式のまま送るのでも十分です。 274 チファイルの形式のまま送るのでも十分です。
275 275
276 - 2週間後、-rc1 カーネルがリリースされ、この後にはカーネル全体の安定 276 - 2週間後、-rc1 カーネルがリリースされ、この後にはカーネル全体の安定
@@ -333,86 +333,44 @@ git リポジトリで管理されているLinus のカーネルツリーの毎
333れは -rc カーネルと比べて、パッチが大丈夫かどうかも確認しないで自動的 333れは -rc カーネルと比べて、パッチが大丈夫かどうかも確認しないで自動的
334に生成されるので、より実験的です。 334に生成されるので、より実験的です。
335 335
3362.6.x -mm カーネルパッチ
337------------------------
338
339Andrew Morton によってリリースされる実験的なカーネルパッチ群です。
340Andrew は個別のサブシステムカーネルツリーとパッチを全て集めてきて
341linux-kernel メーリングリストで収集された多数のパッチと同時に一つにま
342とめます。
343このツリーは新機能とパッチが検証される場となります。ある期間の間パッチ
344が -mm に入って価値を証明されたら、Andrew やサブシステムメンテナが、
345メインラインへ入れるように Linus にプッシュします。
346
347メインカーネルツリーに含めるために Linus に送る前に、すべての新しいパッ
348チが -mm ツリーでテストされることが強く推奨されています。マージウィン
349ドウが開く前に -mm ツリーに現れなかったパッチはメインラインにマージさ
350れることは困難になります。
351
352これらのカーネルは安定して動作すべきシステムとして使うのには適切ではあ
353りませんし、カーネルブランチの中でももっとも動作にリスクが高いものです。
354
355もしあなたが、カーネル開発プロセスの支援をしたいと思っているのであれば、
356どうぞこれらのカーネルリリースをテストに使ってみて、そしてもし問題があ
357れば、またもし全てが正しく動作したとしても、linux-kernel メーリングリ
358ストにフィードバックを提供してください。
359
360すべての他の実験的パッチに加えて、これらのカーネルは通常リリース時点で
361メインラインの -git カーネルに含まれる全ての変更も含んでいます。
362
363-mm カーネルは決まったスケジュールではリリースされません、しかし通常幾
364つかの -mm カーネル (1 から 3 が普通)が各-rc カーネルの間にリリースさ
365れます。
366
367サブシステム毎のカーネルツリーとパッチ 336サブシステム毎のカーネルツリーとパッチ
368------------------------------------------- 337-------------------------------------------
369 338
370カーネルの様々な領域で何が起きているかを見られるようにするため、多くの 339それぞれのカーネルサブシステムのメンテナ達は --- そして多くのカーネル
371カーネルサブシステム開発者は彼らの開発ツリーを公開しています。これらの 340サブシステムの開発者達も --- 各自の最新の開発状況をソースリポジトリに
372ツリーは説明したように -mm カーネルリリースに入れ込まれます。 341公開しています。そのため、自分とは異なる領域のカーネルで何が起きている
373 342かを他の人が見られるようになっています。開発が早く進んでいる領域では、
374以下はさまざまなカーネルツリーの中のいくつかのリスト- 343開発者は自身の投稿がどのサブシステムカーネルツリーを元にしているか質問
375 344されるので、その投稿とすでに進行中の他の作業との衝突が避けられます。
376 git ツリー- 345
377 - Kbuild の開発ツリー、Sam Ravnborg <sam@ravnborg.org> 346大部分のこれらのリポジトリは git ツリーです。しかしその他の SCM や
378 git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/sam/kbuild.git 347quilt シリーズとして公開されているパッチキューも使われています。これら
379 348のサブシステムリポジトリのアドレスは MAINTAINERS ファイルにリストされ
380 - ACPI の開発ツリー、 Len Brown <len.brown@intel.com> 349ています。これらの多くは http://git.kernel.org/ で参照することができま
381 git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/lenb/linux-acpi-2.6.git 350す。
382
383 - Block の開発ツリー、Jens Axboe <axboe@suse.de>
384 git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/axboe/linux-2.6-block.git
385
386 - DRM の開発ツリー、Dave Airlie <airlied@linux.ie>
387 git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/airlied/drm-2.6.git
388
389 - ia64 の開発ツリー、Tony Luck <tony.luck@intel.com>
390 git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/aegl/linux-2.6.git
391
392 - infiniband, Roland Dreier <rolandd@cisco.com>
393 git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/roland/infiniband.git
394
395 - libata, Jeff Garzik <jgarzik@pobox.com>
396 git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/jgarzik/libata-dev.git
397
398 - ネットワークドライバ, Jeff Garzik <jgarzik@pobox.com>
399 git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/jgarzik/netdev-2.6.git
400
401 - pcmcia, Dominik Brodowski <linux@dominikbrodowski.net>
402 git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/brodo/pcmcia-2.6.git
403
404 - SCSI, James Bottomley <James.Bottomley@hansenpartnership.com>
405 git.kernel.org:/pub/scm/linux/kernel/git/jejb/scsi-misc-2.6.git
406
407 - x86, Ingo Molnar <mingo@elte.hu>
408 git://git.kernel.org/pub/scm/linux/kernel/git/x86/linux-2.6-x86.git
409
410 quilt ツリー-
411 - USB, ドライバコアと I2C, Greg Kroah-Hartman <gregkh@suse.de>
412 kernel.org/pub/linux/kernel/people/gregkh/gregkh-2.6/
413 351
414 その他のカーネルツリーは http://git.kernel.org/ と MAINTAINERS ファ 352提案されたパッチがこのようなサブシステムツリーにコミットされる前に、メー
415 イルに一覧表があります。 353リングリストで事前にレビューにかけられます(以下の対応するセクションを
354参照)。いくつかのカーネルサブシステムでは、このレビューは patchwork
355というツールによって追跡されます。Patchwork は web インターフェイスに
356よってパッチ投稿の表示、パッチへのコメント付けや改訂などができ、そして
357メンテナはパッチに対して、レビュー中、受付済み、拒否というようなマーク
358をつけることができます。大部分のこれらの patchwork のサイトは
359http://patchwork.kernel.org/ でリストされています。
360
361統合テストのための 2.6.x -next カーネルツリー
362---------------------------------------------
363
364サブシステムツリーの更新内容がメインラインの 2.6.x ツリーにマージされ
365る前に、それらは統合テストされる必要があります。この目的のため、実質的
366に全サブシステムツリーからほぼ毎日プルされてできる特別なテスト用のリ
367ポジトリが存在します-
368 http://git.kernel.org/?p=linux/kernel/git/sfr/linux-next.git
369 http://linux.f-seidel.de/linux-next/pmwiki/
370
371このやり方によって、-next カーネルは次のマージ機会でどんなものがメイン
372ラインカーネルにマージされるか、おおまかなの展望を提供します。-next
373カーネルの実行テストを行う冒険好きなテスターは大いに歓迎されます
416 374
417バグレポート 375バグレポート
418------------- 376-------------
@@ -673,10 +631,9 @@ Linux カーネルコミュニティは、一度に大量のコードの塊を
673じところからスタートしたのですから。 631じところからスタートしたのですから。
674 632
675Paolo Ciarrocchi に感謝、彼は彼の書いた "Development Process" 633Paolo Ciarrocchi に感謝、彼は彼の書いた "Development Process"
676(http://linux.tar.bz/articles/2.6-development_process)セクショ 634(http://lwn.net/Articles/94386/) セクションをこのテキストの原型にする
677ンをこのテキストの原型にすることを許可してくれました。 635ことを許可してくれました。Rundy Dunlap と Gerrit Huizenga はメーリング
678Rundy Dunlap と Gerrit Huizenga はメーリングリストでやるべきこととやっ 636リストでやるべきこととやってはいけないことのリストを提供してくれました。
679てはいけないことのリストを提供してくれました。
680以下の人々のレビュー、コメント、貢献に感謝。 637以下の人々のレビュー、コメント、貢献に感謝。
681Pat Mochel, Hanna Linder, Randy Dunlap, Kay Sievers, 638Pat Mochel, Hanna Linder, Randy Dunlap, Kay Sievers,
682Vojtech Pavlik, Jan Kara, Josh Boyer, Kees Cook, Andrew Morton, Andi 639Vojtech Pavlik, Jan Kara, Josh Boyer, Kees Cook, Andrew Morton, Andi